2025年も物価が上昇!家計を守る節約術と賢い対策7選

家計

今月の食費10万円超えちゃた……。今までと買う量は変わらないのにな……。

2025年がスタートしましたが、昨年末から続く食品価格の値上がりが、家計に与える影響を実感している方も多いのではないでしょうか。エンゲル係数(家計に占める食費の割合)は28%と過去40年で最高水準に達しており、家計への負担が一層深刻化する懸念があります。

しかし、不安に押しつぶされる前に、できることを始めてみましょう。まずは現状を正確に把握し、そこから具体的な対策を考えることが大切です。

2025年の食費予測

帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195社の発表をまとめたところ、2025年1月から4月までに値上げされる予定の食品は4か月連続で1,000品目を超え、6,121品目となりました。家庭の台所事情への影響は避けられない状況です。平均的な4人家族の月間食費は95,000円から100,000円に達する可能性があります。

エンゲル係数も依然として高止まりする予測です。家計支出に占める食費の割合が増えることで、他の支出を圧迫する状況が続くかもしれません。2025年は「食費が家庭の支出における最大の課題になる」と言っても過言ではないでしょう。

食費の推移と家計への影響

食費の平均額

  • 2014年: 4人家族の月平均食費は約69,926円
  • 2022年: 89,853円に増加。
  • 2023年: さらに92,993円に上昇。
  • 2024年: 約97,396円で、10万円に迫る水準。

このように、食費は10年間で大きく増加しています。

2024年の食費内訳

項目金額 (円)
穀類8,632
魚介類5,010
肉類9,886
乳卵類4,735
野菜・海藻8,647
果物2,691
油脂・調味料4,176
菓子類9,088
調理食品13,747
飲料6,725
酒類3,230
外食20,829
合計97,396

物価上昇の要因

食品価格の高騰には、さまざまな要因が関係しています。その中でも特に影響が大きいものを以下に挙げます。

  • 食品原材料の高騰: 小麦や大豆などの主要な食材の価格が上がり、加工食品の値段にも反映されています。
  • 燃料費と輸送コストの増加: 燃料価格の上昇により、食品を運ぶコストが増加。これが商品価格に転嫁されています。
  • 気候変動や供給制約: 異常気象による収穫量の減少や、輸入制限などが価格を押し上げる要因となっています。

2024年に続き、2025年も食品の値上がりが続くと予想されています。これからも家計への負担が増えるかもしれませんが、まずはこの状況をしっかり理解することが大切です。今のうちに何ができるかを考えて、少しでも負担を減らす方法を見つけていきましょう。

食費を抑える具体的な方法

物価はどんどん上がるのに、お給料は上がらないし…。もう、どうしたらいいの?

食品価格が上昇しても、工夫次第で食費を賢く管理することができます。無理のない範囲で取り入れられる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

1. まず自分の家計を把握する

食費の節約を始めるには、現状を知ることが第一歩です。

家計簿をつけるアプリ(例: マネーフォワードME)やノートを使い、1か月分の食費を記録。無駄遣いがどこにあるか確認しましょう。

2. 予算を立てる

家計簿で現状を把握したら、月の予算を設定し、その中でやりくりする計画を立てます。

食費全体の予算を決める
例: 月の食費予算を8万円と設定。

外食代を引いた金額で内訳を考える
8万円のうち2万円を外食代に充てると、残り6万円が買い物に使える金額になります。

週ごとの予算を割り出す
6万円÷5週(1か月の平均日数)=1週間あたり12,000円。4週間分(48,000円)は日々の買い物用に、残り1週間分(12,000円)はお米や調味料、ストック用に当てる

この方法により、計画的にお金を使えるだけでなく、予算オーバーを防ぐことができます。

3. 献立を考える

食費を抑えるためには、事前に献立を立てて計画的に買い物をすることが大切です。
一週間分の献立を考えるのが理想ですが、週に2回買い物に行ける場合は、まずは3日分の献立を立てるだけでも十分効果があります。


献立を立てる際には、まず冷蔵庫や冷凍庫の中身を確認し、今ある食材を優先的に使うようにしましょう。
余りがちな野菜や冷凍しておいたお肉を使うメニューを考えると、無駄も減らせて一石二鳥です!

4. 買い物リストを作成する

スーパーで買い物をしていると、ついお買い得品に目がいき、「いつか使うかも」と必要ないものまで買ってしまうこと、ありませんか?

そんな無駄を防ぐためにも、献立に基づいて買い物リストを作成しましょう。
リストに沿って買い物をすることで、セール品に惑わされることなく、本当に必要なものだけを購入できます。
スマホのメモアプリや紙にリストを書いておけば、忘れ物も減らせて一石二鳥です!

5. プライベートブランド商品を活用する

プライベートブランドの商品を選ぶと、家計に優しい価格でありながら、しっかりとした品質の商品を手に入れることができます。

例えば、トップバリュ(イオン)セブンプレミアム(セブン&アイ)といった店舗独自のブランドでは、調味料や冷凍食品など、日常的に使う商品が豊富に揃っています。
これらは大量生産や流通コストの削減によって実現された価格設定で、節約したい方にとって強い味方です。
手頃な価格と安心の品質を両立できるので、ぜひ活用してみてください!

6. 食品ロスを減らす

日本では、一人当たり年間約38kgもの食品ロスが出ていると言われています。これをお金に換算すると、約32,000円が無駄になっている計算です。これって結構大きな金額ですよね。だからこそ、食品ロスを減らす工夫が節約にも直結します。

リメイク料理を活用する
作り置きや余った料理を少しアレンジして、別の料理に変身させましょう。たとえば、余ったカレーをカレーうどんにしたり、野菜炒めをスープにリメイクするのもおすすめです。

賞味期限をしっかり管理
冷蔵庫の中を定期的にチェックして、賞味期限が近いものから使う習慣をつけましょう。目につきやすい場所に置いておくと忘れにくいですよ

余った食材は小分け冷凍
「少しだけ余っちゃった…」そんなときは、小分けにして冷凍保存を。必要なときに使えるので、食材を無駄にすることが減ります。

必要な分だけ購入する
買い物に行く前に冷蔵庫や食品庫を確認して、本当に必要なものだけをリストアップしてから出かけましょう。特売品につられて「とりあえず買っちゃおう」は要注意!ちゃんと使い切れるものを選ぶのがポイントです。

ちょっとした工夫で食品ロスが減り、節約にもつながるので、ぜひ試してみてくださいね!

7. 冷凍食品を活用する

最近は野菜の価格が高騰していて困ることも多いですよね。
そんなときには、冷凍野菜を活用してみてはいかがでしょうか。
そのまま調理できる便利さに加え、栄養価も高く、家計に優しい選択です

おすすめの冷凍野菜
ブロッコリー、ほうれん草、刻みネギ、みじん切り玉ねぎ、おくらなど。

カットや下茹でも必要ないので、手間が省けて便利です。
必要な分だけ使えるため、食品ロスの削減にもつながります。

まとめ

2025年も食品の値上がりが続くと言われていますね。
家計への影響が心配ですが、まずは今の状況をしっかり把握して、どう対応するかを考えることが大切です。

値上げ自体は避けられないけれど、今できる工夫を見つけることで、少しでも負担を軽くすることはできるはず。
日々の小さな工夫が積み重なれば、きっと将来の安心にもつながります。

一緒にできることから始めてみませんか?

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